この記事の概要
その転職は本当に必要?
転職するべきか悩んでいるそこのあなた、その理由ははっきりしていますか?
仕事というものは「何となく飽きた」「人間関係が嫌」「もっと収入のいい仕事がしたい」という理由だけで安易に辞めると、後で失敗します。
そこで、会社を辞めたいと思っている人が転職を考える際の注意点をまとめてみました。
いちど辞めると正社員になりにくい
会社を辞めたいと思っている人はきっと今の会社に不満があるからだと思いますが、転職はこれから先の展望を明確にしてからするべきです。
明確な理由がないと次もどこへ進んだらいいか悩みますし、適当に受けた会社の面接官にも「本当にこの会社でやっていく気があるのだろうか?」と疑われる可能性があるからです。
そして一転、フリーターになってしまったら何にもなりません(+_+)
実際、何も考えずに勢いで会社を辞めた結果パートやフリーターにしかなれず、また悩むという人は案外多いんです。
それは、日本はいちど会社を辞めると正社員として復帰しにくい社会構造だからです。
(新社会人になったばかりの方は、新卒・第二新卒編も参考にしてください☆)
意志が強くないと転職は難しい
仕事というものは、毎日同じ事をコツコツ繰り返すものだと言います。
何となく仕事に飽きた・つまらない・これ以上成長できないから転職したいと思っていても、その会社の環境や待遇が充分であったらまず辞めない方がいいと私は思います。
しかし、その待遇を捨ててもいいからもっと自分がイキイキ働ける仕事がしたい・本当はこんな仕事がやりたいといった様な、強い意志があるならば転職に挑戦すべきでしょう。
同じことの繰り返しでも自分の得意分野であればまったく苦になりませんし、その繰り返しの中から自分をさらに成長させていくこともできるからです。
もちろん企業文化が合わない・この会社では将来が望めない・同じ仕事でもっと好条件の会社に変わりたいといった場合も転職を考えていいと思います。
実際やっている内容はほとんど同じなのに、会社によっては年収差が100万円以上もあったりする場合がありますからね(^_^;)
転職するなら柔軟性のあるうちに!
それから、一般的に異業種へ転職がしやすいのも30歳くらいまでかもしれません。
それ以上になると、同業種の経験が必ず求められるからです。
ある程度年齢がいってしまうと豊富な経験があれば優遇されるかもしれませんが、企業は経験が同じくらいの複数の応募者の中から選ぶのであれば、やはり若い方を採りがちです。
もちろん年齢だけで決まるわけではありませんが、大差がなかったらできれば若い方が支払う給与も抑えられますし、これから自社に適応できる柔軟性もあるからです。
ですので、転職を決意したらズルズル引き伸ばさず、早め早めに行動するべきです。
ちなみに私が最初に会社を辞めた時は、25になろうとしている頃でした。
辞めた後の事が具体的に決まっているわけでもなく、また20代半ばになると周りにポツポツと結婚する人も出てきます。
当時は自分がいまから転職なんて無謀だろうと勝手に思い込んでいたので、真剣に転職のことは考えていませんでした。
そして結局、お金がもらえるならどこでもいいやという感じで焦ってつまらない会社に入ってしまい、貴重な若かりし時間を無駄にしてしまいました(-_-;)
いま同じような境遇にいる方は、私のように3~4年経ってから「何であの時、真剣に考えなかったんだろう」と後悔しないようにしましょう。
いま考えてみたら、25歳なんて全然若いですよね。。(もう一度戻りたいくらいです)
スキルを身に付けるなら今!
失業保険の記事でも述べましたが、どうしてもやりたい事があって事前にスキルを身に付けたいなら、管轄のハローワークで紹介されている職業訓練を受けることができます。
余裕があるなら、社会人向けスクールに通ってもう一度勉強しなおすという手もあります。
たとえば以前の私のように「学校出て会社勤めも経験してるのに何で今更また学校?」なんて思ったらそれで終わり、変な固定観念に縛られたら損します。
実際そういうスクールに行けば、転職を目指して頑張っている人が大勢います。
これは身軽な若い時じゃないとなかなか出来ないことです。
もしスクールに関心があるのなら、まず世の中にどんな講座があるのかを知ることです。
そして自分の興味のある講座(できれば教育訓練給付金講座)を実施しているところを探してみましょう!
行動しないと人生は変わらない
ちなみに私は退職後、「ケイコとマナブ.net」でスクール・講座を探してスクールに通いました。
残念ながらケイコとマナブ.netは、2020年1月31日をもって終了してしまいましたが…
ネットで探すとたくさんヒットしますので、いくつかピックアップしたら資料請求をしてみたり、実際に無料で体験できるレッスンなどに行って様子を見てみましょう。
入学を決める前に大体どこのスクールでも無料で見学や体験は出来ますし、実際の雰囲気なども掴めます。
また、資料だけでは分からなかった事や転職についての相談をスクールのアドバイザーに直接質問したり、目指す業界の情報・動向を教えてもらうこともできますよ!
私もWEBの勉強をするために資料請求や無料体験をいくつかしましたが、最初の不安は払しょくされ、実際に行動しないと自分の人生は変わらないということがよくわかりました。
気力・体力のある20代は失敗を恐れるな!
ところで私の義兄も大学卒業後、大手スーパーに5年勤めていたのですが、リストラや希望退職者の募集・事業の縮小ばかりで将来が不安になったそうです。
そして思い切って退職した後、民間のスクールで集中的に勉強して見事公認会計士になり、今は以前とは比べ物にならないくらい充実した生活を送っています。
どんな仕事でも大変ですが、同じ時間働いても収入が以前の倍以上になってはね返ってくるので、やりがいも感じているようです。
またそんな経歴で公認会計士になる者も大変珍しく、とても重宝がられているそうです。
以前勤めていた大手スーパーの元同僚たちも最初は「いまさら無謀だからやめとけ」みたいな感じで見ていたそうですが、今ではかなり悔しがっているらしいです。
しかしこの場合は「失敗しても別の仕事でやっていける」といった自信もなければいけませんが(^_^;)
まとめ
いまは終身雇用が当たり前だった昔と違い、ひとつの会社を定年まで勤めあげる人の方が珍しい時代です。
ただし、ただやみくもに転職を繰り返すだけでは、スキルも身に付かないまま年を重ねてしまう危険性もあります。
もしあなたがまだ20代なら、今のうちに基礎固めをしっかり行っておくことをおすすめします。
転職するべきか悩んでいる方は、自分は本当に転職が必要なのかどうかをしっかり自分の心に聞いて、後悔のない選択をしてくださいね!
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