求人募集の裏側
現在お仕事探しをされているあなた、いま気になっているその求人はどういった理由での募集か認識していますか?
とにかく早く次の仕事を決めたい気持ちもわかりますが、求人の募集背景を知るということはとても大事なことです。
新規事業立ち上げなどの業務拡大に伴う募集ならまだわかりやすいのですが、少し注意が必要なのは欠員による補充です。
欠員募集は2パターン
たとえば、欠員が出た分を補充するための募集は、次の2つのパターンに分かれます。
ひとつは、前任者の急な都合(引越し、介護、病気や怪我)によるものがあります。
この場合は、前任者がどうしても仕事を辞めなければならない理由があって出た欠員なので、まず大丈夫です。
しかし危険なのは、職場の環境が悪くて人が定着しない場合です。
そういう会社ってだいたい、一年中募集しているよ。
離職者が多いのは理由がある
せっかく新人を採用しても、環境が悪くてすぐに辞めてしまうといった人の入れ替わりが多い企業に入ってしまうと、自分も早々に辞める羽目になる危険性があります。
実は私も昔そういうブラックな企業に入ってしまい、とても悲惨な目に遭いました(+_+)
その会社は前任者がすでに退職していて引継が受けられず、業務を指導してくれる人がいないので勝手もわからず、しかも私が入る直前にも別の人が採用されてすぐに辞めたそうです。
直前の人は引継があったようですが、前任者の退職直後に職場内人間関係のトラブルが原因で辞めてしまったそうで、私が入ったのはその人が辞めて一週間後だったと聞きました。
パソコンの中に辞めた人が書いた愚痴が残っていたよ(^_^;)
ブラック企業は学習しない
私が苦労している様子を見て、優しいパートの女性の方が気を使ってくれましたが、その女性も入社してまだ3ヶ月とのこと。
入社してまだ日が浅い人が多いことにちょっと引っかかりはありましたが、なぜ人が定着しないかの原因はすぐにわかりました。
それは部署内を仕切っているチーフ的存在の女性のパワハラがひどく、新人にヒステリックに怒鳴り散らし、その都度対人トラブルを起こすこと。
私も最初は気にしないようにしていましたが、しばらくするとどんな人かも知らない前任者と比較されるようになりました(+_+)
「○○さんはここまでやっていた、何でできないの?」とかね…
「そんなこと言われても…」という気持ちを抑え自分なりに頑張りましたが、とうとう精神的ストレスを発症してしまいました。
さっさと辞めたほうが身のため
そして私にもパワハラの嵐が降りかかるようになったある日、皆が退勤したのを確認してから上司に報告し、その日限りで辞めることに…
本当は事前に報告すべきですが、さすがに限界に達してしまい、上司も承認してくれました。
「負の連鎖は私で断ち切ってやろう」なんて考えた私がバカだったようです(^_^;)
トラブルの原因を放っておく会社にも問題アリだね。
そのパワハラ女性は、どうやら昔の体罰教師をイメージしていたようで「ちょっと厳しく言うとすぐ辞める」なんて怒っていましたが、明らかに意味をはき違えていました。
その後、その会社がどうなったかは知る由もありません。。
企業口コミサイトも活用しよう
ところであなたは今、応募先が人の入れ替わりの激しいブラック企業だったらどうしよう…と思っていませんか?
そんなときは、事前に「企業口コミサイト」で企業をチェックするという方法もあります。
口コミサイトでは年収や給与明細をはじめ、職場内の環境や退職理由までリアルな情報が投稿されているので、事前にある程度応募先のイメージをつかむことができますよ!
たとえば、有名な口コミサイトのひとつである転職会議では、全国の社員・元社員から寄せられた口コミから企業内部の様子を探ることもできます。
自身の情報を投稿すればすべての口コミが閲覧できるようになりますので、会社選びに失敗したくない方は活用してみてはいかがでしょうか?
Check! 企業口コミサイトの利用法
まとめ
求人を出している企業には、様々な背景があります。
特に人が定着しない職場は一年中求人を出していたりするので、そんな会社に引っかからないように気を付けるべきです。
しかしそうとは知らずに入社してしまったときは、早い段階で辞めることも考えましょう。
とにかく、求人募集の裏にはどんな背景があるかわからないので、なるべく事前に情報収集はしておいた方がいいかもしれませんよ。
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