この記事の概要
大企業の特徴について
就活の際、大手企業を希望している方も多いと思いますが、自分が感じた大企業のメリット・デメリットを簡単に書き出してみます。
人によっては大企業より中小企業の方が働きやすい場合もありますし、その逆もあります。
就職・転職活動をする前に、自分がどちらに向いているかを一度よく考えてみてはいかがでしょうか？
※だいたいの傾向ですので、もちろん企業差はあります。
※「中小→大手」または「大手→中小」に転職する場合の参考になれば幸いです☆
大企業で働くメリット
まずは大企業の良いところをまとめてみます。
・知名度がある
■たとえ賃金の安い末端の仕事でも、勤務先の知名度が高いだけで他人からの評価も上がる。
■クレジットカードなどの審査も比較的通りやすい。
・教育が充実している
■事前にOJTがあるので中途入社でも安心。
■個人情報の取扱いやコンプライアンスに関する教育・学習などはしっかり行われる。
・各種制度が整っている
■有給休暇・育児休暇などの権利はきちんと守られる。
■単身赴任者の帰省補助や誕生日休暇など、独自の制度を設けている会社もある。
・福利厚生が充実している
■提携している保養所やスポーツクラブなどがあれば優待料金で利用できる。
■企業年金制度が導入されているところもある。
■病気や出産などで一時的に働けなくなっても、補助や復帰できる環境がある。
・明確な昇給制度がある
■新卒入社で勤続年数が長くなればそれなりに年収は上がっていく。
■中小企業に比べたら昇給率も高い。
・賞与は毎回支給される
■正社員であれば、なんだかんだ言っても支給される。
■支給額も中小企業に比べたらかなり恵まれている。
・各種手当がしっかりしている
■通勤手当は満額のところが多く、会社近くに住んでいなくても負担がない。
■残業手当の他、住宅・家族・食事・資格・引越し手当など手厚い。
・業務が分業化している
■所属がはっきりしているので自分の任された業務に集中できる。
■マニュアルがきっちりしているので対応のバラつきがない。
・食事の心配がいらない
■お弁当持参や外出をしなくても、職場に格安の社員食堂が入っている場合がある。
■食品系の会社では、自社やグループ企業の商品が食べ放題の場合もある。
・社内の清掃は業者におまかせ
■専門業者がいるため、従業員で休憩室やトイレ清掃などをしなくて良い。
■全体的に清潔感がある。
大企業で働くデメリット
次は大企業の悪いところをまとめてみます。
・転勤が多い可能性も…
■総合職の場合、全国転勤や海外勤務があるので1ヶ所に落ち着けない。
■特に家族のいない独身者は突然転勤を言い渡されることもある。
・雇用形態が複雑
■コストのかかる正社員より、入れ替えが容易で安上がりな非正規雇用が多い。
■優秀な人物であっても正社員登用される可能性が低い。(紹介予定派遣は除く)
・風通しがいいとは限らない
■本社に直接問い合わせないと、所属の事業所では誰も教えてくれない事柄がある。
■事業所などでは現場に決定権がなかったり、要望が本社にまで伝わりにくい。
・人間関係は広く浅い
■職場内の正社員の転勤が多く、入れ替わりの激しい非正規雇用者の集まりであればあるほど人間関係は希薄なものとなる。（ただしその方が煩わしくなくてよいという考え方もある）
■正社員と非正規雇用者との間に見えない壁がある。
・自由度は低い
■組織が大きいだけに規律も厳しい。
■自分がこうしたいと思っていても、規律に乗っ取ったお決まりの事しか出来ない時がある。
■個人の主張だけで規律を変えるのは困難。
・ジョブローテーションがある
■総合職は部署異動などで職種が変わるので、自分の得意分野に集中したい人には不向き。
■必ずしも自分のやりたい仕事をさせてもらえるとは限らない。
・社内環境は至ってドライ
■古い企業であるほど、ビジネスライクであることが多い。
■責任感の強い人は「うつ」になりやすい。
■仕事は自分がいなくてもまわることに気付いた時に、燃え尽き症候群になる人もいる。
まとめ
以上、大企業あるあるでした(^_^)
大企業は組織的で規律が厳しく自由度が少ない反面、正社員は昇給・賞与といった待遇面では恵まれている環境だと言えます。
ただし、規模的に人間関係は広く浅くなりがちで、ジョブローテーションによる異動で自分の得意分野だけに集中できない可能性があります。
また、大企業でも経営が厳しくなればあっさりリストラされますし、環境が良くないブラック企業はいくらでもありますので、事前に企業チェックはしておきましょう。
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