大手企業が安泰な時代はすでに終了
転職活動をしている人の中には「大手企業に入りたい」と考えている方も多いようですが、あなたは大手企業派ですか?
新卒学生の就職活動からも見て取れるように、大手有名企業を志望する傾向は今も昔も変わりませんが、私のように大手に転職して失敗する場合もあります。
大手企業で定年まで…は昔の話
景気が不安定な昨今、最初に何が何でもいいところに入り、定年までしがみつきたいと考える若者も増加しているそうですね。
収入が安定していて失業の心配のいらない公務員関係も、まだまだ人気だと思います。
転職を希望する者にとっても大手は魅力がありますし、実際私も不満だらけだった中小企業から大手企業に転職したことがあります。
大手企業であればとりあえず経営は安定していて年収や待遇もそれなりによいイメージがあり、人に勤務先を聞かれても恥ずかしくないというメリットがあるからです。
しかしこれらは、一昔前の話となりつつあります。
というのも、今はどんなに大手有名企業であっても、数年後にどうなっているかは予測がつかなくなってきているからです。
誰しも、有名な老舗企業が倒産といったニュースを見て驚いたという経験は少なからずあるはずです。
大体そういう企業に限って数年前には大幅な黒字を出していたりして一見倒産とは程遠いイメージでも、倒産する時は倒産してしまうんです。
大手は非正規雇用者が入り乱れている
経営状況が悪くなれば、大手企業であるほど経営再建のために
・サービス残業(恒常化)
・正社員雇用を控え、人材を派遣や契約社員などの非正規雇用者に切り替える
・賃金の安い海外に事業を移す(国内拠点の閉鎖)
といった政策を進める傾向があります。
私が以前勤務していた企業は、誰もが知っているであろう大手企業のグループ会社でしたが、在籍した事業所には約90名の従業員がいました。
しかし、そのうち正社員は全体の1割いるかいないかくらいでした。

あとの9割は契約社員・派遣社員とスポット派遣(いわゆる日雇い)の人たち。
大手に過剰な期待はしない
しかも直接雇用の契約社員であっても給与は時給制(しかも派遣より低い…)で、賞与制度はありませんでした。
出るのは通勤と残業手当のみで、長年どんなに真面目に頑張ってもまず昇給は望めません。
また会社全体の給与水準が低いこともあって、時給も下手したらその辺の中小企業のパート労働者やアルバイトより低いといった具合です。
正社員も基本給が安く定時で帰ると収入が悲惨になるため、残業代は満額付くのと本社勤務でないのをいいことに毎日必要以上に生活残業をし…
(※生活残業とは、わざと残業して残業代を稼ぐ行為)
非正規社員の中にも毎日1分でも多く残業代を稼ごうと、どうでもいい仕事を作ってダラダラ時間稼ぎする見苦しい人もいました(^_^;)
あくまでその企業の水準が低かっただけかもしれませんが、大手企業だからといって過剰な期待はしない方がいいということです。
大手企業は組織的で冷たい面も!
それから人材不足は派遣で補うことも容易なため、職種等によっては正社員であっても単なる歯車にしか思われていないこともあります。(つまり替わりはいくらでも居るということ)
また、時給の高い派遣社員の派遣切りは平気で行われることもよくあります。
それくらいなら無理に大手に入ろうとせず、優良中堅企業に正社員として転職した方が正解かもしれません。
個人的に、自分で責任を持ってのびのびと働きたい方は比較的自由度の高い中小企業の方が向いていると思います。
まとめ
いまや転職は当たり前の時代になりましたが、イメージだけで大手企業を志望している方はこういったデメリットもあることは覚えておきましょう。
大手は確かに基盤はしっかりしていますが、何かとビジネスライクなのであまり過剰な期待はしない方が賢明です。
毎日の出勤が苦痛になるような大手企業より、自分のやりたいことができる企業に転職すべきなのは言うまでもありません。
「大手企業に転職して失敗した…」とならないよう、知名度やイメージだけで選ばないように気を付けましょう!
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