失業中は自分と向き合う期間
失業してもすぐに「応募→書類選考→面接」と段階を踏んでいける人もいれば、なかなか次へ進んでいけない人もいるのではないでしょうか?
厄介なのは、自分は結局「何がやりたいのかわからない」という状況に陥ってしまった時かもしれません。
そんなときは失業中にもう一度じっくり自分と向き合うことが必要です。
本心からやりたいことは何か?
この記事を読んでいる方の中には、生活(お金)のためにやりたくない仕事を仕方なくやっていた人も多いと思います。
つまり職場の雰囲気が悪い所は、やりたくない仕事をしている人が多いとも言えるでしょう。
こうなってしまう原因は、不景気で採用を縮小した企業が多いことと、周囲の期待・理想に応えようと自分の意思を無視して就職する人が多いことにもあります。
ですから、まずは「自分が本心からやりたいと思える仕事が何なのか?」を知ることが大事なんです。
専業主婦(主夫)になることだって立派な仕事だけどね。
不採用になる理由
ただ、転職はしたいけれど他にスキルがない・興味のある仕事は現実的ではない・年齢的にも無理・正社員での募集がないとなってくると二の足を踏んでしまいますよね(+_+)
そして家族などに急かされ精神的にも焦りが出てくると、とにかく自分でもできそうな仕事に手当たり次第に応募してしまいがちです。
しかし、その状態で面接に行っても空振りに終わることがほとんどです。
なぜなら、まず面接官が一番観ているのは「意欲が本物かどうか」だからです。
たとえどんなに真面目な人であっても、雇う側も慈善事業じゃないので誰でもOKというわけにはいかないんですね。
やる気の有無はバレる!
また、意欲があるかないかは知らず知らずのうちに面接時の態度に表れてしまっているものです。
企業も「とりあえず雇って下さい」的な態度で面接に来た人より、経験がなくてもとにかく「その仕事がやりたい!」という意欲に溢れた人の方を好みます。
私自身、求人内容の条件面のみを吟味しただけで挑んだ面接はほぼ全滅でした。
やはり本心からやりたいと思っていない仕事は何となく面接時の反応でバレてしまうようで、いま思えば不採用になるのは当然だったと思います(^_^;)
仕事を早く決めたかったら慢性的に人手不足な業界の企業に応募すれば即採用になるケースもありますが、果たして本当にそれでずっとやっていけるかは疑問です。
短期契約ならまだしも、とりあえずお金を稼ぐためだけに働く仕事を選んでしまうと結局、また以前と同じ不満を抱えるのは目に見えますよね…
あらためて自己分析をしてみる
おそらく新卒での就活時に学校で自己分析の指導を受けた方も多いと思いますが、悩んだ時はこの機会にもう一度見直すべきかもしれません。
何がしたいかわからない人は、自己分析がしっかりできてない状態で就職活動していたりするものです。
自己分析ではまず、そもそもの離職(転職)理由を思い出し、次の企業に求めるものを明確化しましょう。
そのうえでこれまでの経験や自分の長所、成功・失敗談とそこで学んだもの、アピールできる材料や培った能力などを書き出していくだけで、自分のセールスポイントが見えてきます。
そうすると自分に合う仕事に的が絞れてくるので、面接時のアピールにも自信が出ますよ☆
しかし人によっては自分を過小評価しすぎてしまい、長所やアピール方法がわからなくなることもあります。
その場合は、第3者に客観的に判断してもらうのもおすすめです。
ハローワークはあてにしすぎない
なお、ハローワークで失業給付を受けるには求職活動実績の提出を求められますが…
その数が少ないと職員から「どこでもいいからもっと応募してください」なんて言われることもあります。
実際、私も言われたことがありますが、実績を作るために意図しない求人に応募したくはないですよね。
このようにハローワークでは非常に事務的というか無責任なことしか言われませんし、黙っていても仕事を紹介してくれるわけではありません。
また、世の中には自分がどんな職業に適しているかを診断できるテストもありますが…
診断結果で自分の進む方向を決めるのではなく、まずは自分が本当にやりたいことは何かをきちんと明確化したうえで、的を絞って求職活動していきましょう。
別に得意なことを仕事に結びつけなくてもいいんだよ。
まとめ
もし、何がしたいのかわからなかったり求職活動がうまくいかないという方は、まず自分の本心と向き合う時間を作りましょう。
そうすれば、手当たり次第に応募して不採用通知に落ち込むこともなくなります。
また、自分に合うと思って応募した会社でも面接を受けている途中で違和感を覚え始める場合もあります。
つまり違和感が出るのは「ここは進むべき道ではない」という心からのサインでもあるので、無理に入社しないほうがいいでしょう。
とにかく納得いく仕事を見つけるには、焦らず自分の心に従うことです。
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