この記事の概要
中小企業の特徴について
大企業は基盤がしっかりしていて全般的に良いイメージがありますが、中小企業でも大手に負けないくらいの優良企業は存在します。
そこでこちらでは、中小企業で働くメリット・デメリットを簡単に書き出してみます。
人によっては大企業より中小企業の方がノビノビ働ける場合もありますので、就職・転職の際は自分がどちらに向いているかを考えてみてはいかがでしょうか?
※だいたいの傾向ですので、もちろん企業差はあります。
※「中小→大手」または「大手→中小」に転職する場合の参考になれば幸いです☆
中小企業で働くメリット
まずは中小企業の良いところをまとめてみます。
・雇用形態は安定傾向
■最初から正社員として入社できる可能性は高い。
■優秀で気に入られれば、非正規から正社員登用される確率も高い。
・転勤の有無がはっきりしている
■事業所が1か所だけであれば、転勤の可能性はまずない。
■事業所が少ないので、大企業ほどあちこち転勤になることはない。
■遠方へ引っ越す心配がないので、マイホームを建てやすい。
・人間関係の範囲は狭い
■転勤がなく人数も少ないと、他の従業員たちとの繋がり・団結力は強くなる。
■ただし、人によってはそれが煩わしく感じる場合もある。
・風通しは比較的良い
■経営者(社長)との距離が近いため、意見や要望を伝えやすい。
■ワンマン社長である場合は、気に入られれば昇進も早い。
・自由度が比較的高い
■トップが寛大であれば、個人に比較的自由に仕事を任せてもらえる。
■小回りが利くので、顧客からの細かい要望にもすぐに応えることができる。
中小企業で働くデメリット
次は中小企業の悪いところをまとめてみます。
・経営が安定しているとは言い切れない
■経営が悪化すると突然倒産・解雇を言い渡される可能性がある。
■経営者が高齢で後継者がいない場合、廃業によって職を失う可能性がある。
■給与延滞・未払いが発生することもあり得る。
■歴史に関係なく、ワンマン社長である確率が高い。
・教育環境はイマイチ
■OJTやマニュアルというものが存在しない場合がある。
■中途採用者の教育に時間を割く余裕がないと、入社後に放置される。
■入社していきなり既存の従業員と同様の業務を求められる。
■中途入社の場合は即戦力になれないと厳しい。
・各種制度はあまり整っていない
■有給休暇などの制度は定められているにもかかわらず、申請しづらい。
■冠婚葬祭以外の個人的な休暇の取得は「タブー」とされていたりする。
■育児休業取得実績がない場合が多く、子育て世代には厳しい。
・福利厚生は期待できない
■提携している保養所やスポーツクラブなどはまずない。
■サービス業であれば従業員割引などの特典が付くこともあるが、経営が厳しい企業では特典が廃止されている場合もある。
・昇給賞与は当てにならない
■実質、大幅な昇給は期待できない。
■賞与も企業の規模から考えたら高望みはできない。
・手当はあまり充実していない
■通勤手当に上限が設けられていたり、出ないところもある。
■残業手当はあっても、住宅・家族・食事・資格等の手当までは実施していない場合が多い。
■転勤・異動になっても、引越し費用などの補助が得られない場合がある。
・業務は兼任が多い
■一応所属部署はあっても、自分の担当業務だけに集中できない場合がある。
■常に人手不足な現場では、どんな業務でもこなさなければならない。
・清掃も従業員の仕事
■就業場所のトイレや休憩室の清掃専門業者を雇う習慣・余裕はない。
■清掃はたいてい、女性従業員の役割となっている。
まとめ
以上、中小企業あるあるでした(^_^)
中小企業は規模的に従業員同士のつながりが「家族的」になりやすい半面、福利厚生はあまり期待できない傾向があります。
社長や役員との距離も近いので、常に良好な関係を心がけることで待遇アップになる可能性は高いかもしれません。
中小企業の中にも従業員の満足度が高く離職率が低い優良企業はありますので、中小を狙う場合は事前に企業研究しておくことをおすすめします。
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