この記事の概要
ホームセンターは肉体労働!?
私はこれまでに多くの業界で働いてきましたが、いちばん最初に新卒で入社したのは、とある田舎のホームセンターでした。
しかしそこはいわゆるブラック企業、当時はどんな様子だったのか軽く振り返ってみました。
就職氷河期とブラック企業
私が就活していたのは就職氷河期。
どこにも相手にされない状況の中でようやく決まったのが、田舎のホームセンターでした。
当時、高卒から大卒まで合わせて30名以上が入社したと思いますが、私は本社ではなく現場(販売職)に配属になりました。
就職難のせいか一流大学卒の同期も結構いて、会社も規模を拡大している真っ最中。
私は元々ホームセンターが好きだったし、このご時世でも新入社員を大歓迎してくれるとあってやる気に満ちていました。
しかし、実際の現場は甘くありませんでした(^_^;)
小売りなのに力仕事
ところで私が最初に配属されたのが日用品売り場です。
小売業なので当然、接客販売がメインで日用品は比較的楽そうなイメージがありますが、仕事の7割は肉体労働だったような気がします。
まず、日用品は取り扱いの種類が多いので売り場も広く、そして商品も何かと重くてかさばる物が多く、入庫や陳列が想像以上にきついものでした(^_^;)
たとえばティシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品・衣類収納ケース・レンジ台・ゴミ袋のケースなどは重くてかさばる商品の代表格。
普通のホームセンターならそこまできつくないのかもしれませんが、普通じゃない私の職場では無駄な労力を要するものでした。
紙製品は重いだけで儲からない
そんな商品の中でも一番大変だったのが、ティシュペーパー&トイレットペーパー。
なぜかと言えば、当時の土・日は毎週のように紙製品をありえない価格で販売していたからであり…
週の半ばには毎回、入荷してきた特売用の紙製品をそれぞれ100ケースずつ人力で運んでいました。
普通のホームセンターならリフトで運ぶと思いますが、節約を通り越したすごくドケチな会社だったため運搬手段は人力のみ。
しかも売り場が1階ではなく2階だったため、一度トラックから手で降ろしたケースをわざわざ2階まで業務用エレベーターで上げ…
それをまた2階で数ケースずつ台車に積んで奥にあるバックヤードまで運んだら、今度はひとつひとつ手で積み上げるの繰り返しでした(@_@)
おかげであっという間に痩せました(笑)
特売日は地獄の忙しさ
しかもバックヤードは狭く、1ケース10kg以上あるケースを5~6段積まないと入りきりません。
そして、ヘロヘロになってやっと積み上げた数日後には売り場に出すのですが、それを特売日に売り場に補充するのがさらに大変でした。
その頃ちょうど紙製品が高騰していたせいか、チラシの入る特売日は開店と同時に1970年代のオイルショックでも起こったかのように毎週お客が詰め寄せ…
あらかじめ最大限に陳列しておいた商品は一瞬でなくなるという状態。
あまりに殺到するため補充が追い付かず、重いケースをバックヤードから引っ張り出してきても箱から出した瞬間に奪われる始末(^_^;)
何人かで連携してやるならまだいいのですが人件費削減で人がおらず、毎回私一人でやるのが恒例となっていました。
メンタルが強くないとやっていけない
しかも、これだけ労力をかけて販売したところで1つ当たりの利益は3円くらい。
売上金額は上がっても利益はほとんどない、いわゆる薄利多売というやり方ですね(^_^;)
特売の紙製品はいわゆる「客寄せ商品」でもあったのですが、シビアなお客さんも多く見事にそれだけしか買っていかない人も多かったように思います。
そんな紙製品は開店から1時間持たずに完売し、客入りもそれが終わったらスーッと引くといった感じで、後からゆっくり来たお客には文句を言われることもしばしば。
上司に売り方の改善の要望も出しましたが、まったく聞き入れてもらえませんでした(+_+)
そんな日々が1年以上続き、もう学生時代にスポ根ドラマさながらのハードな運動部で鍛えたのがここで役に立ったと思うしかありませんでしたね(笑)
ホームセンターに勤務する女性にたくましい人が多い感じがするのは、こういった理由もあるのかもしれません。
まとめ
以上、私が昔働いていたホームセンターで経験した肉体労働の話でした。
まあ、人力で運んだり積み上げたりはあくまで私が勤務していた店舗での極端な例ですが、軽くて楽なイメージの日用品でも意外と重労働なのはお分かり頂けたかと思います。
これから就活する方は、販売職の裏には地味な肉体労働があるかもしれないということもぜひ覚えておいてくださいね。
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