初めての離職は知らないことだらけ!?
会社を退職後、失業保険の手続きにハローワークへ行こうとしているあなた、知らないと損することが結構あることをご存知ですか?
就職難の中やっと掴んだ内定、初めから辞めるつもりで入社する人はいないと思います。
しかし残念ながら辞めることになってしまった場合、退職後のことは誰も教えてくれません。
離職票について
まず、会社を辞めたら親切な会社であれば離職票を発行してくれると思いますが、会社によっては自分から依頼しないと発行してくれないところもあります。
ちなみに私がこれまで勤務した会社の中で、頼まなくても離職票を発行してくれたところは半分くらいでした。
離職票はハローワークで失業保険を受ける際や役所で離職証明をするのに必要になるので、次の職場が決まっていない場合は退職時に依頼しておきましょう。
後になってこちらから慌てて催促しても、会社によっては発行手続きに時間がかかり受取りが大幅に遅れる場合もあります。
また、各種手続きの際に必要書類がそろっていないと二度手間になってしまいます。
次のあてがなく、とりあえず失業手続きをしようとしている人は離職票がないと予想以上に手続きが遅れてしまうのでご注意ください。
ハローワークの職員は事務的
離職者・求職者が非常に多いこのご時世、いつ行ってもハローワークは人で溢れかえっていると思います。
特に年度が切り替わる春先(4月)は、失業保険の手続きに来る人がピークになるようです。
私も何度か経験しましたが、ハローワークの空気はどうも苦手でした(^_^;)
また、いくらハローワークに求職申し込みをしても自ら相談に行かない限り、待っていてもあなた一人のために向こうから親切に世話を焼いてくれるわけではありません。
職員は基本的に、求職者の各種手続きや取り次ぎを淡々と行うだけです。
もちろん中には親身な職員もいるかもしれませんが、世の中が平和で暇を持て余しているのでない限り職員はとても事務的です(笑)
積極的に教えてくれない制度もある
ハローワークで失業保険の手続きをすると最初に受給説明会に参加しなければなりませんが、おそらく受給に関する説明をするだけでそれ以外のことはほとんど触れてこないと思います。
たとえば職業訓練のことやセミナー、失業者に提供している支援制度などです。
職員はそれらに関しての告知にはあまり積極的ではないようで、たいてい館内にある掲示板やパンフレット・ホームページでしか知らせていません。
つまり、そういった情報・制度を見逃すと損してしまうということですね。
ですので特に初めてハローワークに行く方は、わからないことはまず総合受付にいる職員に質問しましょう!
しかし、中にはほとんど利用者がいないサービスもあるようです。
たとえば私が通っていた時、自分の職歴や希望条件を登録し、条件の合う求人が新たに出たら自宅に郵便で通知が来るというサービスがありました。
いわば転職サイトのメールサービスのアナログ版みたいな感じですが、タイムラグが生じるので今はもしかしたら廃止されているかもしれません。
職業訓練等の制度は利用すべき
私自身、初めて失業した時は、とりあえずハローワークで失業保険を申請することしか知りませんでした。
職業訓練や教育訓練制度のことを知ったのは失業2回目の時で、それもたまたま人から聞いたことがきっかけでした。
そしてさっそくその制度について自分で調べハローワークでも相談した結果、教育訓練給付金制度が利用できる社会人向けのスクールに約1年間通いました。
その際スクールの見学にも何校か行ったのですが、スクールカウンセラーから自分の希望する業界の動向も教えてもらったりして勉強にもなり、何より「前向き」になれましたね☆
特定の業界についての動向はやはり、業界に精通している機関で聞くのが一番。
退職後の差は大きい
その後学習も順調に進み、スクールの指定する条件をクリアしてハローワークへ申請したら、失業保険とは別に20万円の給付金(※当時の上限金額)まで受給できました。
制度を知らないままだったら、おそらくまた前回の失業時と同じ結果をたどったと思います。
これを知っているのと知らないのとでは大きな差がありますよね!
私は退職後すぐに教育訓練制度を利用して勉強しましたが、制度はこれだけではありません。
たとえばハローワークが実施している職業訓練なら失業給付を受けながら学べますし、受講料や交通費などの手当ても出るようです。
しかし職業訓練は、訓練によって始まる時期や定員が決まっているため、必ずしも自分の希望通りにはいかないかもしれません。
まとめ
退職すると会社からハローワークのパンフレットを渡されることもありますが、当然その後の面倒までは見てくれません。
ハローワークに行ってもあらゆることが流れ作業で進んでいくので、こちらから聞かない限り事務的処理が済んだらあとは放置されると思ったほうがいいでしょう。
とにかく退職後は、知らないと損することが多いということだけは言えると思います。
これから失業保険を受ける方は自分で積極的に調べたりハローワークで質問したりして、利用できるものは利用しましょう!
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