※本サイトはプロモーションが含まれています

肉体労働はきつい(物流企業編)

物流倉庫

倉庫作業の現場とは?

過去に私が働いた業種の中でも比較的多いのが、短期アルバイトから正社員まで経験した物流企業です。

物流企業では事務も経験しましたが、どちらかというと倉庫内で働く肉体労働が多くいずれもきつい作業でした。

そんな倉庫作業の現場で働いていた時に感じたことをまとめてみます。

 

会社によって異なる労働環境

まず物流系は、同じような仕事でも会社のタイプ・方針によってやりがいは全く違います。

私が昔、社長と奥さんをはじめ親族で固めた家族的(?)な会社に勤務していたときは、さほど条件が良かったわけではありませんが比較的ノビノビ仕事をさせてもらっていました。

 

たまたま以前勤務していたホームセンターにも納品していた会社だったのもあって、比較的すぐに馴染むことができ仕事も自由に任せてもらえました。

普段は社員の私がメインであとは数名のパートさんだけでしたし、忙しい日は配送がメインの男性たちが作業に入って来るだけでチームワークも良くて楽しかったですね(^_^)

大手と中小の違い

しかしその後、大手物流企業に契約社員で入社した時はこれまでのユルい中小企業との違いに戸惑いました(^_^;)

採用が決まると中小では「明日から来れる?」なんて言われることもありますが、さすがに大手企業は規律が厳しく、入社の段階から手続き関係がしっかりしていました。

 

入社前には費用会社持ちで指定された医療機関へ健康診断に行き、制服や備品もすべて貸与されたので金銭的負担がほとんどなかったのは助かりましたが、、

しかし、仕事内容というのが非常に厳しくつらいものでした(+_+)

 

まず、ひとつひとつの動作というのがしっかりマニュアル化されており無駄な動きというのは一切許されず、自分のペースでやる事ができません。

というのも作業中は常に管理者から監視されており、ちょっとでも気を抜いたり少しでも違った動きをしたり流れに乱れが出るとすぐさま指摘が入るからです。

 

小さな会社で働いていたときは仕事がキツくても比較的和やかな職場でそれなりにやりがいを感じていましたが、大手ではただの奴隷扱いでした。

 

大手企業の異様な光景

中小にいたときはもちろん仕事はしっかりこなしましたが、「こんなにユルくていいの?」っていうくらいお気楽な部分もありました。

しかし大手企業ではこんな風にはいきません。

 

商品のピッキング~検品~梱包はほぼ流れ作業でちょっとした会話も一切禁止、何かあれば管理者を呼ぶといったルールが徹底されていて、常に現場はピリピリムード

集中力を考えて一定時間がたつと休憩を挟むチャイムが鳴り、チャイムが鳴ったら10分間しかない休憩時間にそそくさと皆一斉に数個しかないトイレに行列。

トイレに行列

そして、開始のチャイムが鳴る前には持ち場に待機するといった感じでした。

慣れてしまえば気にならなくなってきますが、最初に見た時はものすごく異様な光景でまるで軍隊か刑務所にでも入ったかのような印象でしたね(^_^;)

 

あまり作業者を自由にさせておくと勝手なことをやりだしたり、作業者同士でのトラブルなど面倒なことが起こるのであえてそうしていたのかもしれませんが…

私もその会社に入って、いつの間にか眉間にしわを寄せる癖がついてしまっていました(苦笑)

 

はっきりいって作業者はロボット扱いだね。。

クセのある人が集まりやすい!?

それから倉庫作業というと、仕事内容も人間関係も何となく暗いイメージがあります。

私は以前、ホームセンターの販売職で商品に囲まれることが好きだったので内容はそれほど気になりませんでしたが、人間関係の悩みはありました。

 

確かに倉庫作業には訳ありっぽい人や、自分勝手で性格のキツイ女性が集まりやすい気もしましたが、それらは会社の採用方針によりけりです。

また、こういった仕事は日雇い派遣で回している場合も多いため年代は若者から中高年まで幅広く、人間関係は希薄かドロドロしているかどちらかなのも特徴です。

 

特に人選が適当な所は人間関係のトラブルも多いよ。

注意したい現場の設備環境

しかし倉庫作業というのは内容にもよりますがだいたいきつい肉体労働が多く、作業場が広い倉庫では冷暖房設備がないこともよくあります(+_+)

暑い倉庫で働く女性

というのも企業は食品でもない限り、倉庫に保管してある商品のために多大な経費のかかる空調設備を入れることに消極的だからです。

ですので、現場にまともな冷暖房設備があるかどうかのチェックは絶対必要です。

 

また、同じ倉庫作業でも仕事内容や企業文化によって全然違います。

ある会社では、女性でも1ケース10㎏以上ある商品を1日に何十ケースも運んで積むのは当たり前でしたし、そしてほぼ立ちっぱなしなので足にも負担がかかります(*_*)

とにかく、労働者を使い捨て要員にしか考えていない企業は配慮に欠けるので注意です。

肉体労働は年齢とともに厳しくなる

私が経験した倉庫作業はとにかく歩く・テキパキ動く・重いものを持つといったことが多くて、肉体的・精神的にも鍛えられました(^_^;)

それに加え、冷暖房設備のないところでは特に夏は暑さとの闘いで地獄そのもの…

 

それでも20代の頃はまだ若さで乗り越えられましたが、30代に入ると徐々に足腰に影響が出始め、ハードな肉体労働を続けていくのは厳しいと実感しました。

30を過ぎると目に見えませんが確実に身体は変化していくので、定期的なメンテナンスは必要だと思います。

肉体労働はオフィスワークが苦手な方・単純作業を黙々とやりたい方・身体を動かす作業で自然にダイエットしたい方以外は続かないと思った方がいいでしょう。

 

基本的にタフな人じゃないと無理な世界かもね。

まとめ

私が倉庫作業で感じたことを書いてみましたが、これから肉体労働に従事しようと考えている方は、年齢を重ねても続けられる仕事かよく考えた方がいいかもしれません。

特に倉庫作業というのはきつい割には賃金が安い傾向があるので、本当にこの仕事が好きでない限り私は積極的にはお勧めしません。

また、物流企業と言っても会社によって方針や環境・雰囲気が全然違います。

もし作業スタッフとして働きたいのであれば単なる使い捨てのコマではなく、ちゃんとひとりの人間として見てくれる会社を選びましょう。

 

(関連記事)

肉体労働はきつい(ホームセンター編)

就職氷河期世代は会社に依存せず自分で稼ぐ努力を

タイトルとURLをコピーしました